2017.05.23 【エアーズロックに行く前にチェック!】エアーズロック(ウルル)登山 完全ガイド

オーストラリアに行ったら絶対訪れたいのが世界の中心『エアーズロック』。日本でも小説「世界の中心で、愛をさけぶ」の舞台として登場し、大きな注目を集めましたが「エアーズロックって結局何なの?」「どこにあるの?」「登れるの?」という方の為に、エアーズロックの基本情報をはじめ、周辺観光スポット、お役立ち情報などをご紹介します!

 

エアーズロック(ウルル)とは?

エアーズロックはオーストラリアのほぼ中心に位置し、ウルル-カタ・ジュタ国立公園内にある世界で2番目に大きな一枚岩です。(ちなみに1番は西オーストラリア州にあるマウント・オーガスタスで、エアーズロックの2.5倍あります。)日本では『エアーズロック』という呼び名で親しまれていますが、正式名称は先住民アボリジニによってつけられた『Uluru(ウルル)』で、1987年にはユネスコの世界遺産に登録されました。登録当初は自然遺産としての登録でしたが、1994年には文化遺産としての価値も認められ、現在では複合遺産として登録されています。

エアーズロックの標高は862.5mで、地表からの高さは348m・長さ3.6km・幅1.9km周囲は9.4kmにも及びます。しかし地表に出ているのはほんの一部で、地中には深さ数kmにわたり残りの部分が埋まっているそうです。

エアーズロックを形成する砂岩(さがん)は鉄分を多く含んでおり、外観は鉄分が酸化した赤色をしています。太陽の当たり方によっても色が変わって見える為、朝陽や夕陽によって真っ赤に照らし出されたエアーズロックはとっても神秘的!

■散策コース

マラウォーク: レベル

往復2kmのコース、所要時間1.5時間

※ガイドツアーが毎日8:00より開催されています。(集合場所:マラ駐車場)

クニヤウォーク: レベル

往復1kmのコース、所要時間30~45分

デューンウォーク: レベル★★

 500mほどのコース、所要時間45分

ウルル麓ウォーク: レベル★★★

1周10kmのコース、所要時間3.5時間

夏場高温が予想される場合には、11:00までに散策を終わらせましょう。

 

エアーズロックの歴史

 

エアーズロックは元々8,000m級の山々であったといわれていますが、およそ7,000万年前に侵食と造山活動により、今の形状になったと考えられています。前述のとおり地表に出ているのは全体の約5%程で、残りの大部分は地中深く潜っており、同じ国立公園内にあるマウントオルガ(カタ・ジュタ)と繋がっているともいわれています。

そんなエアーズロックの周辺にアボリジニ(オーストラリアの先住民)が住みついたのは、今から約1万年以上前。洞窟や岩肌には先住民が描いた1千年程昔の壁画を見つけることができます。また彼らにとってエアーズロックは『聖地』なので、訪れる際にはアボリジニ文化を尊重した行動を心がけたいですね。(聖地として指定された場所では、カメラやビデオによる撮影が禁止されています。)

 

マウントオルガ(カタ・ジュタ)とは?

国立公園内にある『マウントオルガ(カタ・ジュタ)』は36個の巨大な岩山が集まったアボリジニの聖地で、世界遺産にも登録されています。エアーズロックと同様マウントオルガも1枚岩となっており、地下ではすべての岩が繋がっているそうです。アボリジニからは『カタ・ジュタ』(たくさんの頭という意味)と呼ばれる岩山郡の標高は1066m地表からの高さは546m周囲は35kmにも及び、実はエアーズロックよりも巨大な岩山なんです!

マウントオルガには『ウォルバ渓谷』と『風の谷』の2つの散策コースが整備されており、日本ではお目にかかれない砂漠植物や小動物を観察したり、切り立つ巨大な岩山をより近くに感じることが出来るとあって人気の観光コースとなっています。ただしサマーシーズンの暑さは想像を絶するのでご注意を!

■散策コース

ウォルパ渓谷: レベル★★★

往復2.6kmのコース、所要時間1時間

風の谷第1展望台: レベル★★★

往復2.2kmのコース、所要時間1時間

第2展望台: レベル★★★★

往復5.4kmのコース、所要時間2.5時間

1周コース: レベル★★★★

1周7.4kmのコース、所要時間4時間

※国立公園が閉園する45分前にはマウントオルガ(カタ・ジュタ)を出なければなりません。散策する際には、時間に余裕をもちましょう。

 

ウルル - カタ・ジュタ国立公園とは?

エアーズロック(ウルル)とマウントオルガ(カタ・ジュタ)を有するオーストラリアの国立公園の1つで、1987年に世界遺産(自然遺産)、1994年に文化遺産として登録されました。国立公園内には22種の哺乳類、150種類以上の鳥類、世界で2番目に大きいトカゲなどの爬虫類など、多くの動物が生息しているので、散策中よーく目を凝らして歩いてみましょう!

また国立公園一帯の土地は元々アナング族と呼ばれるアボリジニの種族の所有地で、現在は1985年から2084年までオーストラリア政府に貸し出されている状態です。

 

■入園料

3日間チケット  AUS$25(約2,100円)

年間チケット   AUS$32.5(約2,730円)

■開園時間

 月  OPEN  CLOSE
 1月/2月/12月  5:00  21:00
 3月  5:30  20:30
 4月  5:30  20:00
 5月  6:00  19:30
 6月/7月  6:30  19:30
 8月  6:00  19:30
 9月  5:30  19:30
 10月  5:00  20:00
 11月  5:00  20:00

カルチャーセンター 7:00~18:00

インフォメーションデスク 8:00~17:00

■注意事項

1時間1リットルを目安に水分補給を行いましょう。

・ご自身の健康状態を鑑みて、参加するアクティビティーを選びましょう。

・エアーズロックに登頂した際には、風で吹き飛んだり、落としてしまったものを拾おうとするのはやめましょう。

・安全に関する注意事項や警告サインに従いましょう。

・石や砂、植物など公園内にあるものを持ち帰らないでください。

・ゴミは全て持ち帰りましょう。

・整備された道、歩道から外れないで下さい。

・公園内のトイレは4箇所だけです。計画的に行きましょう!

 

エアーズロックの気候

中央オーストラリアは非常に雨の少ない準砂漠性気候で、1日の最高気温と最低気温の差が大きいエリアとなっています。

エアーズロックのベストシーズンは4月~11月(オーストラリアの四季でいう秋から春にかけて)で、中でも4~6月・9~11月は日中の気温が20~25℃位なので、登山や観光に最適です!反対に12~2月は最も暑い時期で、日中は40℃を越えることも。サマーシーズンに行かれる際には、日焼け止め・帽子などの日差し対策を行うと同時にこまめな水分補給を心がけましょう!

 

アクセス

エアーズロックへのアクセスは、コネラン空港を利用するのが便利です。ただし日本からは直行便が就航していないため、オーストラリア各都市から乗り継ぎが必要となっています。空港からエアーズロックリゾートまでは、無料のシャトルバスが国内線の発着時間に合わせて運行しています。

■オーストラリア各都市からの飛行時間

ケアンズ ⇒ エアーズロック(コネラン空港)  約2時間45分

シドニー ⇒ エアーズロック(コネラン空港)  約3時間30分

メルボルン ⇒ エアーズロック(コネラン空港)   約3時間

アリススプリング ⇒ エアーズロック(コネラン空港)   約50分

 

ホテル

空港から約5kmの場所に、エアーズロックを訪れる人のためのリゾート施設『Ayers Rock Resort(エアーズロック・リゾート)』が用意されています。1周約40分(徒歩)ほどの敷地内には5つのホテル、キャンプ場、レストラン、スパーマーケット、お土産ショップや書店、銀行、郵便局等々生活する上で必要な施設が一通り揃っており、快適に滞在できる環境が整っています。また、無料のシャトルバスが10:30~18:00と18:30~0:30の間、20分毎に時計周りで敷地内を運行しています。

■Accommodations

Sails in the Desert Hotel(セイルズ・イン・ザ・デザート)

最高級5ツ星ホテル。アメニティも充実しており、高級感あふれる滞在が可能。施設内にはスパも併設されているので、疲れた体をゆっくり休められます!

Desert Gardens Hotel(デザート・ガーデンズ)

4ツ星半のデラックスホテル。タウンスクエアやビジターセンターへも徒歩で移動が可能なので、利便性が高いホテルです。

Emu Walk Apartments(エミュ・ウォーク・アパートメンツ)

アパートメントタイプの宿泊施設で客室にはキッチンも完備しているので、お子様連れのご家族におすすめです。タウンスクエアのすぐ近くです。

Outback Pioneer Hotel&Lodge(アウトバック・パイオニア)

オーストラリア開拓時の雰囲気を楽しみながら、手頃な価格での宿泊が可能です。オージースタイルのバーもあり、毎晩バンドの生演奏が楽しめます。

Longitude 131°

国立公園との境界に位置し、宿泊客しか入ることの出来ないプライベートリゾート。すべての部屋からウルルが一望でき、贅沢な滞在を叶えてくれます。

Ayers Rock Resortの詳細はコチラ  MAP

 

持ち物

エアーズロックへ行く際には普段の旅行に持っていく持ち物に加えて、以下アイテムが必須!

・動きやすい衣類

・防寒着(夏でも朝晩は冷え込みます。)

・登山靴(滑りにくいスニーカー)

・軍手(滑り止め付きだと尚よい)

・タオル

・日焼け対策グッズ(サングラス/帽子/日焼け止め等)

・大量の飲料水

・リュックサック

 

これらに加えて夏場マストハブなのがハエ除けネット!

夏のエアーズロックには尋常ではない数のハエが飛んでおり、容赦なく鼻や口に飛び込んできます。その侵入を防御するのが『ハエ除けネット』。頭からすっぽりかぶれ、息苦しくもなく、これがあるだけで快適に散策を楽しめます!エアーズロック・リゾート内のお土産ショップで販売しているので、購入をオススメします。「どうしてもハエ除けネットが嫌だ」という方は、スカーフ等で口元を覆う等の対策が必要です。

 

エアーズロックに登れない理由

どんなに完璧に準備を整えていても、実は1年のうち300日は登頂が禁止されているエアーズロック。その理由は気象条件やアボリジニの祭事など様々ですが、「どうしても登頂したい!」という方は、余裕を持った日程を組まれることをおすすめします。また登れなかった場合にも、エアーズロックの麓にある洞窟や、岩肌に描かれた先住民の壁画、ムティジュルの水場やカンジュの滝等多くの見どころを散策することが出来るので、行く価値は十分あります。

■主な理由

①強風時(標高2,500フィート地点で、風速25ノット以上)

②雨が降っている時、または降った後

③3時間以内に雨、または嵐・雷が予想される時

④気温が36℃以上の時(予報も含む)

⑤雲が頂上より下にある時

⑥救助活動が行われている時

⑦アボリジニの祝日

 

いざ登頂!

好条件が揃いエアーズロック(ウルル)のゲートが開いたら登山スタートです!

前半の3分の1は最大で46°の傾斜が続く登山道を、鎖にしがみつきながら登ることとなります。(この時滑り止め付きの軍手があると安心!)急傾斜の岩の道をひたすら登ることとなるので、滑りやすくとっても危険です。

それを越えると一旦平坦な場所にでますが、そこはまだ頂上ではありません。

岩場に白いペンキで示された道順は、アップダウンの繰り返しです。鎖が設置されていない急傾斜が続くので、道半ばで下山する人も。また登るにつれて風も強くなるので、帽子などが飛ばされないように要注意です。

そんな道をひたすら登り続けると1~1.5時間程でやっと頂上に到着です!頂上からはマウントオルガ(カタ・ジュタ)も望め、果てしなく広がる大自然の絶景と晴れ渡った青空に疲れも吹き飛びます。

頂上にはオーストラリア国内の山々の方角を指し示す記念碑があります。登頂記念にコインを置いていく人も。

帰り道は再び同じ道のりを辿ります。疲労も蓄積されているので、行き以上に注意をはらって下山しましょう。

 

最後に

エアーズロック(ウルル)はアボリジニにとって非常に神聖な『聖地』であり、観光客がエアーズロックへ登ることを快く思っていません。近年は彼らの聖地を尊重し、登山を控える方も増えてきています。

また安全面においても、登山中に滑落事故や心臓発作等の理由で35名以上の方々が亡くなっており、決して安全な登山とはいえません。

それを踏まえた上で、登山を志す方は万全の準備アボリジニへに対する敬意をもって挑戦してください。

 

以上、『【エアーズロックに行く前にチェック!】エアーズロック(ウルル)登山 完全ガイド』でした。各ツアー会社が『サンセット&サンライズ観賞』や『渓谷散策』、『エアーズロック登頂・散策』等、目的毎にツアーを開催しています。日本語を話せるガイドさんがアテンドしてくれるツアーも数多く用意されているので、上手にツアーを活用してエアーズロックを満喫しましょう!

 

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